2019年2月19日にプレオープンして2月22日に正式オープンしたアクタリウムのファンサイトを5月22日に終わらせました。完全な閉鎖なのでサイトごと残っていません。
そのアクタリウムのファンサイトのトップに最終日のお昼ごろに掲載した「サイト消滅のお知らせ」を再掲載します。
サイトを消してからまる1日以上経ちますが、自分のもとにはなんの反応もないので知らなぬ間にサイトごとなくなっていたという人のほうがもしかしたら多いのかもしれません。
その場合どうゆう理由でなくなったのかわからないとおもうので、知りたいかたのためにも残しておきます。5月22日いっぱいの合計アクセス数は1037でした。
2019年5月24日(金)
~~~~~~~~~~~~
サイト消滅のお知らせ
今回は2016年11月1日ごろ開設されたこのサイトの2018年10月までに起きた転機についてのお話。
明確な転機となったわけではないものの、このファンサイトの存在意義を考え直すきっかけになったのは2016年6月9日の姫イド隊のオフィシャルサイトの開設だったのは間違いない。
そもそもがメンバー各自のプロフィールを作ることがこのファンサイトを最初の動機だったわけだから、オフィシャルサイトができて、おなじような情報しか載ってなかったらわざわざファンサイトを見る人もいないだろう。しかも検索サイトで検索すればむこうのほうが上に出てくるわけなのだから。
ということでファンサイトとしての存在意義をどうやって発揮したらいいだろうという問題に直面。そして出た答えが「このままで別にいいか」というもの。
おなじような情報も載っているし(なんならこっちはパクってる)、オフィシャルサイトなだけあってクオリティの高いオフィシャルな画像がむこうにはあるけど、舞台の物販の情報や写真とかいった細部についてはやっぱりファンサイトだからできることだろうし、楽曲のパート割りなんかもこっちにしか載ってなかったりするということで、「このままのんきに続けていこう」という判断だった。
そんなのんきな気分が打ち砕かれたのが2017年12月。姫イド隊がレギュラーで出演していた『A&Gサタデーライブ!』の第2シーズンが終わって、おなじ時間帯の枠の『A&Gワンダフルサタデー!』(2017年にはちぃちゃんがレギュラーでフローと番組を担当していた)にも姫イド隊のメンバーのレギュラーがないと知ったとき。
このままでは2018年も『A&Gサタデーライブ!』も危ういとおもった(2018年4月の同番組のチェキ会できょーこさんに訊いたら、番組が3期目に突入して姫イド隊が出られるときょーこさんが知ったのは3月ごろと言っていた記憶がある)。
年明けに配信された『Café de 姫イド』でも12月の『サタデーライブ!』で新しく披露されたカバー曲の"コネクト"が「またここに戻ってこれますように」という祈りを込めてだったことを知るわけだけれども、とにかく2017年12月末の時点で、発表されていた2018年1月以降の姫イド隊の予定および各メンバーの予定は、11月の時点で発表されていた「きょーこさんが新たにNEOMARYとしての活動を始める」ということ以外はなにもなかった。
そんな状況下で迎えたのが12月29日の『アニラブオールスター2017』だった。この機を逃したらファンサイトとしてもしばらくやることがなくなってしまうとおもったので、これまでやらなかったイベントレポートをしようとおもいたつ。
2ヶ月前に姫イド隊が初めてのワンマンライブをやったのだから、そのときに始めていたらよかったのにという気がしなくもないけれども、『Café de 姫イド』でワンマンライブの様子はMC以外は全部見れたこともあって、その必要もあまり感じてなかったかもしれない。
『アニラブオールスター2017』に関してはライブの部分が『Café de 姫イド』で流れることはあるだろうけれども、イベント全体をレポートする意味はワンマンライブのときよりもある気がした。
そしてそんな気持ちを後押ししたのがそのときに読んでいた村上春樹さんの『ラオスにいったい何があるというんですか?』という紀行文集だった。
この本のあとがきで村上さんが書いていたのが「これまでしてきた旅行についてもっとちゃんと書いておくべきだった」という後悔の念であり、「旅行記ばっかりは旅行の直後に気合を入れて書かないと、なかなか生き生きと書けないものだからです」という文章に、これだけの文才のある人でも体験したことについて書くとなると、その直後じゃないと生き生きとしたものにならないということに驚いた。
だとすれば自分もそうゆうことにチャレンジしてみてもいいのかなとおもった。なにより人に見せられるようなものでないとおもったら公開しなければいいわけだから、やるだけやってみようという感じだった気がする。
おもいつくまま始めてみたレポートを2018年に入って2月の『Café de 姫イド』の公開生配信でまたすぐにやることになるとはおもってなかったし、その翌月にはちぃちゃんときょーこさんのふたりが出演した舞台のレポートと立て続けに書くことになるとは年末のこの段階では知るよしもない。
レポートと同時に始めたのが姫イド隊のディスコグラフィのページのCDたちへの推薦文で、イメージとしては「CDの帯を自分で書いてみよう」という試みで、姫イド隊のファンのテンションが下がっていてもおかしくない時期だったので、自分自身のテンションを上げることもふくめて、見た人のテンションが上がるようなことをしたいなとおもったのがきっかけだった。
可能なら2018年4月に出た『ひめいど☆みっくす』のときに推薦文コンテストみたいなことを、新たにページを作って誰でも投稿できるように掲示板を立ててみい気持ちはあったけれども、誰も参加してくれなかったらかなしいので自分の中で企画をボツにしてしまった。
もうひとつ年末に書いた短い文章があって、それは12月の『サタデーライブ!』で初披露となったカバー曲の"コネクト"がどうゆうふうに受け取れるかということを姫イド隊の2017年の新曲"キラキラヒカル"とつなげて歌詞を読んでもらうというもの。
2月の『Café de 姫イド』の公開生配信や3月の舞台のレポートがなかったりしたら、月に1回くらい短いコラムでも書こうかなとこのとき考えていた。
結局コラムを書く機会はなくて、このとき"コネクト"について書いたものは2018年に入ってから姫イド隊の新カバー曲についてのページやこれまで歌ってきたカバー曲を収録したCD『ひめいど☆みっくす』の特集ページへとつながっていくことになった。
コラムについてはとりあえず最初のテーマが、ちぃちゃんのサインの写真を並べてみてその微妙な違いについて書くことだけは決まっていたのだけれども、現時点でそのコラムに手をつけてもいない。
(ちぃちゃんのチェキやサイン入りCDを持ってる人で、ちぃちゃんのサインの違いに気づいてない人は1度じっくり眺めてみるとなにか発見があるとおもう。そして4人のチェキを並べたときに、ちぃちゃんがハートマークを書いてる率の低さはファンが総出になって調べてみる価値があるとおもうくらいにレア度が高いというのが持論)
そんな感じで2017年の年末はこのサイトにとっては大きな転機だった。このサイトを立ち上げようとおもったときもふくめて、自分の中で「メンバーの想像を超えるようなファンとしての活動ってなんだろう」ということが頭の中にいつもあって、そしてどうしたらそれが楽しそうにやってるように見えるのか、そして実際に自分自身が楽しめるのか、かたちにしていくことで初めて見えてくることがいろいろある。
実際に2018年に入ってみると新しい情報が多くて、それらの情報を全部フォローしようとおもうとサイトを維持していくだけでも地味に大変だったりするのだけれども、サイトを維持しながら新しいことを始めることの大変さを感じながらも、2018年6月にちぃちゃんが出演した舞台『ダンスラインTOKYO』から新たに舞台の応援ページを作ることにした。
それはやっぱり無料で見れる『サタデーライブ!』のチェキ会と違って、舞台となるとハードルが高いと感じる人が多いとおもったからで、人によって舞台を見たことがないこと自体が行かない理由だったりするだろうし、チケット代は安くない上に知ってる出演者が少なかったら余計に二の足を踏むだろう。
舞台を見たことがある人でも、応援したい人を目当てに行ってみたらあまり出てなかったという経験をしていたら、なかなかまた行こうとはおもわないかもしれない。でもアリスインの舞台ならそうゆう人たちにも自信を持って「見に行ってね」って言えるとおもったのがきっかけで応援ページを作ろうとおもった。
当然アリスイン以外の舞台だとどうお薦めしていいかわからないという問題に当たるわけだけれども、いつも舞台を見る前に自分が気にしているような、出演者のTwitterアカウントのチェックやそれぞれの役者さんの意気込みをまとめることぐらいは最低限やっておいて損はないのかなというのが実際にページを作ってきていま見えてきたところ。
このサイトのこれまでの転機について書いてきたけれども、レポートや応援ページに寄せている文章のことについて最後にふれておこうとおもう。
2018年10月の時点にこの文章を読んでる人の中にはもう気づいてる人がいるかもしれないけれども、8月と9月にちぃちゃんときょーこさんが出演した舞台のレポートが実はまだ完成していなくて、その文章が途中でほっぽり出されてるまま時間が流れ、そのレポートに向き合うためのリハビリにこの文章は書かれていたりする。
もともとレポートを何度も書くようになる前は毎月1本ぐらいのペースでコラムを書くことになるのかなとおもっていたので、2017年から2018年に年をまたぐころには頭の中にはコラムを書くことに意識があった。
コラムを書こうかなとぼんやりとおもいはじめるきっかけが2017年に始まった文春野球コラムだった。
「この企画は、12人の執筆者がひいきの球団を担当し、野球コラムで戦うペナントレース。あなたの1票でペナントレースの順位が決まります」というもので、文春野球コラムのウェブサイトに自分の好きなチームのコラムを書いて、そのコラムについた〈いいね〉を〈ヒット〉と呼び、ヒットの数でその日の勝ち負けを決めていくというもの。それが実際にプロ野球がやっているシーズン中ずっと続けて順位を競っていく。
もしかしたらこの時点で「声優の松嵜麗さんがヤクルトについて書いてるアレのことか」とピンときた人もいるかもしれない。まさしくそれのこと。
自分がこの文春野球コラムを読むきっかけになったのは設立時点から関わっている日ハム担当(本当は監督と呼ぶ)のえのきどいちろうさんと広島カープ担当の杉作J太郎さんのふたりのコラムが読みたいとおもったから。
「野球のコラムを読むってゆうことは野球が好きなんだろうな」とおもわれるかもしれないけれども、実は野球は全くといっていいほど見ない。テレビですら1年に10分も見ない。新聞も野球のページは1ヶ月に1回ペナントの順位を確認すればいいほう。現在進行形でそれぐらい野球に関心のない人間である。
そんな人が野球のコラムについて読んで楽しいのかというとこれが結構楽しかったりする。書いてる人たちは各チームのファンなので、ファンとしてチームや監督、選手をどのように見て、応援して、文章にしているのかを読んでいると、別に野球自体に思い入れなんかなくてもその思いが胸に響いてくる。
自分がレポートや舞台の応援ページに寄せている自分ではなく他人のことをそれなりに長い文章で書こうというときに、ジャンルは違うけれどもリアルタイムで起きているできごとに対してファンがつづっているこのコラムはとにかく参考になるし、その読み心地や読後感を自分の文章でも目指している。
えのきどさんも杉作さんも文春野球コラムが始まる前はラジオでリスナーとして接することがほとんどで、そのしゃべる物腰の柔らかさとユーモアがありながらもまじめな姿勢が好きで、その感じが文章でも地続きで味わい深い。
2017年末に「来年はこのサイトどうしようかなぁ」とおもって、姫イド隊やメンバーに長らく出演情報がなくてもとりあえず毎月1本短いコラムでも書いてれば、ときどき本人たちがふらりとこのサイトに寄ったときに「なんか楽しそうに姫イドファン生活を送ってるな」とおもって少しでも元気が出たりするかなとか考えをめぐらせていたのが嘘のように2018年はいろんなことがあった。
このサイトとしては大きな転機を迎えてからもう少しで1年くらい経つのだけれども、自分でも今後このサイトがどこに向かっていくのかは正直よくわからない。
2018年10月17日(水)
このページは多くの姫イドファンの人にとってはどうでもいいような、このサイトの編集についての話で、そんな書こうとおもったのは多分2018年の春ごろ。なんとなくこのサイトのありかたの変遷をせめて自分に向けて、忘れないようにちゃんと記録しておこうとおもったのがきっかけだったとおもう。
ということで、今回はこのサイトを始めたときの話。
サイトのいちばん下に〈Since 2016.11.1〉と出しているのも、せめてどれぐらい続けているのか、振り返ったときに自分でわかりたいために出していたりするのだけれども、このサイトを始めようとおもったのはこの時期から1ヶ月ぐらい前で、サイトを公開したのも実は正確には11月1日よりも数日前なのだけれども、きりがいいので11月1日にした記憶がある。
2018年のいまでこそ当たり前のように姫イド隊のオフィシャルサイトは存在するのだけれども、当時はまだ存在していなくて、姫イド隊のことを知りたいとおもってネットで検索してもまとまった情報を見れるサイトが存在しなかったので、「そうゆうサイトがあったらいいのになぁ」とおもってしまったことがきっかけで、自分にとってはいつものことだけれども、誰かがそれをやってくれるはずもないわけで「じゃあ自分がやるしかないか」という感じで、サイトのイメージをぼんやりと考えてみるということを1ヶ月ぐらい繰り返してたとおもう。
そんなときに姫イドのあるファンの人からDMのやりとりとしていて、ファンサイトをやろうかとおもってるという話をしたら「やらせるにきまってる」という返事が来たので、ついに脳内にあったものを具現化するという行動に即座に出ることでこのサイトができあがる。
彼のそのひとことがなかったらもしかしたらこのサイトは存在しなかったかもしれないし、あるいはかなり遅れるかたちで存在することになったかもしれないけれども、多分あのやりとりがあって、作ったことを報告しなかったら、作ったところできっと本当に誰にも見られることがなかったかもしれない。
このサイトの編集自体は誰にもなにも相談せずにひとりですべておもいつくままにやっていることだけれども、〈アニメージュ〉における尾形さんと鈴木さんの関係になぞらえて、「やらせるにきまってる」と言った彼のことはこのサイトの編集長だと勝手におもってるし、ときどきこのサイトの感想もくれたりするので、そうしたときに彼の意に反するものがあればちゃんとその意向を反映しようとおもってる。そんな話は本人にしたことないけど。
実際にサイトを作る前に有名なアイドルとかのファンサイトをいくつか見てみたのだけれども、基本的に応援してる子への思いであるとか、ファンどうしの交流を目的としてるものが多い印象で、自分が作りたいとおもってるものと違う感じがしたので、ファンサイトがどうあるべきなのかよくわからなかったけれども、とにかく情報をまとめることを目的として、個人的な言葉というのはなるべく避けるようにしようとおもったし、過去の情報を集めるのもそれなりに時間がかかったりもしたので、自分で文章を書く余裕もあまりなかった。
そうした中でひとつだけ自分を出した部分があるとすればこのサイトのタイトルである〈Princess Identity〉という部分だとおもう。やっぱりサイトにはサイト名が必要だろうとおもってつけたタイトルで、「姫(Princess)イド(ID)」というダジャレになってるんだけれども、どれぐらいの人に伝わってるのかは知らない。
いまでもあまりTwitterでサイトの存在を主張しないのは、どちらかというとすべての人のために存在したいというよりも、なにかのきっかけで姫イド隊を知った人の中で能動的にアクションを起こす人のためにありたいとおもってるからで、「姫イド隊のことをもっと知りたい」という気持ちで検索したときに、メンバーのTwitterアカウントだけでは足りないというような人に向けたいからだったりする。
それは言ってしまえば、東京に行くには往復1000円以上の交通費が必要で、「交通費に1000円も出すなら、そのお金でまんがやラノベを買うほうがいいなぁ」とかおもって東京近郊に暮らしていた中高生時代の自分のような人を想定してのことで、中高生時代の自分がたかだか1000円という交通費のもとに〈地方リスナー〉でいることを選んだことをふくめて、1年後には大学進学で東京に出ていけるというような人とか、「交通費さえなんとかなれば会いに行きたい」という人に向けて、その気持ちを姫イド隊につなぎとめておけるように情報を投げたいなぁとおもっているから。
そういえばファンサイトが必要かなとおもった理由としては、姫イド隊のメンバーがオーデションとかに行ったときに、審査する側がネットで検索したときにまとまったプロフィールがあったほうがいいだろうという気持ちもあった気がする。
そんな感じで〈姫イド隊非公式ファンサイト〉として2016年11月1日ごろにこのサイトが立ち上がり、検索サイトでなるべく「姫イド隊」で検索したときに上位に来るように「姫イド隊 ファンサイト」で検索しては自分でアクセスを繰り返すという地味な作業の日々が続く。そしてタイトルがアダとなって、サイトのトップページではなく〈姫イド隊とは〉というページが主にヒットするようなサイトになる。
2018年10月7日(日)